家庭科(読み)カテイカ

デジタル大辞泉 「家庭科」の意味・読み・例文・類語

かてい‐か〔‐クワ〕【家庭科】

小学校高等学校教科の一。衣食住などに関する知識技能を習得し、それを通して家庭生活の意義を理解し、その向上を目ざす実践的態度を養おうとするもの。→技術家庭科

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精選版 日本国語大辞典 「家庭科」の意味・読み・例文・類語

かてい‐か‥クヮ【家庭科】

  1. 〘 名詞 〙学校・高等学校の教科の一つ。家庭生活に必要な知識、技能、態度を習得させることを目標としている。高等学校では女子対象に指導されていたが、平成元年(一九八九)に男女共修に改正。→技術家庭科
    1. [初出の実例]「ローザ・ミスティカでは家庭科の、それも大して優秀でもない先生には」(出典:傷ついた葦(1970)〈曾野綾子〉三)

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世界大百科事典(旧版)内の家庭科の言及

【家庭科教育】より

…戦後は,新憲法,教育基本法の下で,〈日常生活に必要な衣・食・住・産業等について,基礎的な理解と技能を養うこと〉(学校教育法18条3項)という教育の目標規定の一つに対応した教科として出発した。現在では,小学校5・6年に週2時間の〈家庭科〉があり,中学校では〈技術・家庭科〉の11領域のうち5領域が該当し,高等学校では,普通教育科目として〈家庭一般〉〈生活技術〉〈生活一般〉のいずれかを必修とする〈家庭科〉のほかに,職業専門科目として〈保育〉〈被服〉〈食物〉などからなる職業専門教育が行われている。 家庭科は,戦後の教育課程の中でももっとも不安定な教科である。…

【裁縫】より

…その後41年に国民学校となると芸能科裁縫となった。第2次世界大戦後の47年には裁縫は家庭科に含まれ,男女ともに行われている。これらを通じての教育目標は,裁ち縫いの技能の習得とともに整理保存の知識を与え,また節約利用の習慣に導くにあるとされたのである。…

※「家庭科」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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