富塚清(読み)トミツカ キヨシ

20世紀日本人名事典 「富塚清」の解説

富塚 清
トミツカ キヨシ

大正・昭和期の機械工学者 東京大学名誉教授



生年
明治26(1893)年11月3日

没年
昭和63(1988)年3月9日

出生地
千葉県

学歴〔年〕
東京帝国大学工学部機械工学科〔大正6年〕卒

学位〔年〕
工学博士〔昭和7年〕

主な受賞名〔年〕
勲二等瑞宝章〔昭和19年〕

経歴
東京帝国大学助教授、航空研究所員を経て、昭和7年教授に就任。27年退官、名誉教授となり、以後、法政大学教授、明治大学教授、白梅学園短期大学教授などを歴任日本の航空エンジン研究の草分けで、内燃機関とりわけ2サイクルエンジンの権威として知られる。東大航空研時代は「航研機」の製作にもかかわった。航空発動機、航空計器、機械工学、技術教育に関する著書が多数あるほか、「オートバイ歴史」の著作もあり、25歳頃から80歳まで実際に乗りこなし、新型オートバイのテスト役もつとめたことがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「富塚清」の解説

富塚清 とみづか-きよし

1893-1988 大正-昭和時代の機械工学者。
明治26年11月3日生まれ。昭和7年母校東京帝大の教授。退官後法大,明大の教授などを歴任。日本の航空エンジン研究の開拓者で,また2サイクルエンジンの研究で知られる。「オートバイの先生」としても著名。昭和63年3月9日死去。94歳。千葉県出身。著作に「内燃機関の歴史」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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