小本(読み)コホン

デジタル大辞泉の解説

こ‐ほん【小本】

《「こぼん」とも》
小形の本。
半紙四つ折りの大きさの本。また、特に洒落本のこと。

しょう‐ほん〔セウ‐〕【小本】

小形の本。こほん。

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世界大百科事典 第2版の解説

こほん【小本】

書物の形態をいう書誌学用語。半紙二つ折りを半紙本といい,それをさらに二つに折った大きさのもの。おおよそ縦14~15cm,横10~11cmで,今日の文庫本程度の大きさである。江戸後期の洒落本は主としてこの形態をとる。幕末になって銅版印刷が行われてくると,ハンディな袖珍(しゆうちん)本の形態であるのでこの大きさの書物の出版が増加する。小型本の俗称にも用いる。大本(おおほん)中本横本【宗政 五十緒】

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大辞林 第三版の解説

こほん【小本】

〔「こぼん」とも〕
小形の本。
半紙を四つ折りにした大きさの草双紙や洒落本の別称。

しょうほん【小本】

小さい本。小形の本。こほん。

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精選版 日本国語大辞典の解説

こ‐ほん【小本】

〘名〙 (「こぼん」とも)
① 小型の本。小さい書物。しょうほん。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉五「寝る時は必ず横文字の小本を書斎から携へて来る」
② 美濃半紙を四つ折りにした大きさのもので作られた草双紙や人情本の類。〔名物六帖(1727‐77)〕
※歌舞伎・日月星享和政談(延命院)(1878)五幕「能く小本(コホン)なぞにある筋だが、嫁に出来ずば妾とか、どの道いい話にしませうから」

しょう‐ほん セウ‥【小本】

〘名〙 小形の本。小さい書物。こほん。
※随筆・文会雑記(1782)三「又文献通考の小本を蔵す」 〔図書見聞誌‐巻三〕

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世界大百科事典内の小本の言及

【判型】より

…半紙を用い,長辺を二つ折りにした大きさの本(250mm×170mm)を半紙判または半紙本という。また,美濃本より大きい形の本を大本(おおほん)といい,美濃本の半分の大きさの本を中本(ちゆうほん),半紙本の半分以下の大きさの本を小本(こほん)という。ほかに,枡(ます)のように正方形または正方形に近い形の枡形本がある。…

【美濃本】より

…美濃本と並んで多いのは〈半紙本〉であるが,これは大奉書紙(縦1尺3寸,横1尺7寸5分(394mm×530mm))を半截した半紙二つ折りの大きさで,美濃本よりひとまわり小さい。また,美濃本よりも大きい本は大本(おおほん)といい,美濃本の半分は中本(ちゆうほん),半紙本の半分およびそれ以下を小本(こほん)という。枡型本(ますがたぼん)豆本【竹上 深】。…

※「小本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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