小綬鶏(読み)コジュケイ

デジタル大辞泉 「小綬鶏」の意味・読み・例文・類語

こ‐じゅけい【小×綬鶏】

キジ科の鳥。全長27センチくらい。褐色で黒い斑紋があり、胸は青灰色。「ちょっと来い」と聞こえる高い声で鳴く。中国南部に分布し、日本では大正時代銃猟対象として放鳥、野生化した。 春》「―の妻恋ひ節のちょっと来い/欣一

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精選版 日本国語大辞典 「小綬鶏」の意味・読み・例文・類語

こ‐じゅけい【小綬鶏】

  1. 〘 名詞 〙 キジ科の鳥。形はウズラに似ているが、大きい。全長約二七センチメートル。背面は淡褐色の地に栗色の羽紋がある。のどは赤茶色、上胸は灰色、腹面は黄褐色で体側に斑紋(はんもん)がある。人家付近の雑木林などに数羽群れをなしてすみ、人の注意をひくかん高い声で鳴く。中国南部の原産で、台湾にかけて分布。日本では、大正年間に猟鳥として放されて繁殖し、現在では北海道以外の各地で野生化している。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「小綬鶏が喚びたつるこゑ市なかの森におこりて時の間あやし」(出典:幸木(1948)〈半田良平〉昭和一九年)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「小綬鶏」の解説

小綬鶏 (コジュケイ)

学名Bambusicola thoracica
動物。キジ科の鳥

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