小茄子(読み)コナスビ

デジタル大辞泉 「小茄子」の意味・読み・例文・類語

こ‐なすび【小茄子】

サクラソウ科の多年草原野道端に生え、高さ5~20センチ。葉は卵形で、対生する。夏、黄色い5弁花をつけ、実は形がナスに似る。

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精選版 日本国語大辞典 「小茄子」の意味・読み・例文・類語

こ‐なすび【小茄子】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 小さな茄子。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. 植物「いぬほおずき(犬酸漿)」の異名。《 季語・秋 》 〔本草和名(918頃)〕
  4. サクラソウ科の一年草。各地の路傍や原野に生える。茎は地上をはい、長さ一五~二〇センチメートルになる。全体に軟毛がある。葉は有柄で対生、葉身は卵円形で先はとがり長さ一~二・五センチメートル。初夏葉腋(ようえき)に径五~七ミリメートルで五片に深く裂けた黄色の花を一個ずつつける。和名は果実の形による。〔日本植物名彙(1884)〕
  5. 茶の湯の壺。挽(ひ)いて粉にした茶を入れる(日葡辞書(1603‐04))。
    1. [初出の実例]「あるとき、千阿彌の年忌日に、小なすびにて茶立られしには、陰の一物也」(出典:南方録(17C後)滅後)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「小茄子」の解説

小茄子 (コナスビ)

学名Lysimachia japonica
植物。サクラソウ科の多年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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