20世紀日本人名事典 「小野光敬」の解説 小野 光敬オノ コウケイ 昭和・平成期の刀剣研磨師 日本美術刀剣研磨保存会幹事長;日本美術刀剣保存協会刀剣審査員。 生年大正2(1913)年7月30日 没年平成6(1994)年6月29日 出生地岩手県盛岡市 本名小野 清之助 別名前名=小野 光明 学歴〔年〕厨川高小卒 経歴盛岡市の繭問屋の末っ子で高等小学校を出ると地元の研ぎ師に弟子入りする。昭和10年東京の本阿弥光遜の門をたたき、3年後に弟子となり念願の細工場に入れた。5年で鑑定法と研ぎ方の基本を身につけ、師匠から光明の名をもらい独立。35年から正倉院蔵刀剣類の研磨を担当し、文化財の保存に貢献。国宝、重要文化財百二十数振りなど多数の刀剣類を手がけた。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「小野光敬」の意味・わかりやすい解説 小野光敬おのこうけい(1913―1994) 刀剣研磨師。岩手県盛岡生まれ。本名清之助。大正・昭和の研ぎ師で、鑑定家でもあった本阿弥光遜(ほんあみこうそん)に師事し、師の光をとり光敬と号す。第二次世界大戦後、東京国立博物館の調査員として館蔵品の刀剣類を研磨、ついで大阪・四天王寺の丙子椒林剣(へいししょうりんけん)や七星剣など上古刀を手がけ、さらに1958年(昭和33)からは正倉院の刀剣の研磨に毎年携わる。刀剣研磨技術の第一人者として75年本阿弥日洲(にっしゅう)とともに重要無形文化財保持者に認定された。[原田一敏] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小野光敬」の解説 小野光敬 おの-こうけい 1913-1994 昭和-平成時代の刀剣研磨師。大正2年7月30日生まれ。昭和10年上京して本阿弥光遜(ほんあみ-こうそん)に師事。22年から東京国立博物館に勤務し,正倉院御物148口をはじめ国宝,重要文化財の刀剣類研磨を数おおく手がけた。50年人間国宝。平成6年6月29日死去。80歳。岩手県出身。本名は清之助。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
367日誕生日大事典 「小野光敬」の解説 小野 光敬 (おの こうけい) 生年月日:1913年7月30日昭和時代;平成時代の刀剣研磨師。日本美術刀剣研磨保存会幹事長;日本美術刀剣保存協会刀剣審査員1994年没 出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報 Sponserd by