尽日(読み)じんじつ

精選版 日本国語大辞典 「尽日」の意味・読み・例文・類語

じん‐じつ【尽日】

〘名〙
① 朝から晩まで。一日中終日
※元祿版本新撰万葉(893‐913)下「尽日終夕鳴不涙、恨河長短多無息」
※俳諧・炭俵(1694)上「ある人の別墅にいざなはれ、尽日打和て物がたりし」 〔漢書‐高祖本紀〕
各月、また季節や一年の末日みそか。おおみそか。
※本朝麗藻(1010か)下「三月尽日陪吉祥院聖廟同賦古廟春方暮各分字詩一首。探得分字、并序。江以言」

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デジタル大辞泉 「尽日」の意味・読み・例文・類語

じん‐じつ【尽日】

一日じゅう。終日。
「朝から晩まで―碁盤の音の絶ゆる間なく」〈魯庵社会百面相
月または年の末日。みそか。おおみそか。
[類語](1一日中丸一日一昼夜日一日ひいちにち二六時中四六時中一日ひとひ全日ぜんじつ終日しゅうじつ通日日がな一日日暮らしひもすがらひねもす

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普及版 字通 「尽日」の読み・字形・画数・意味

【尽日】じんじつ

一日中。ひねもす。唐・白居易長恨歌〕詩 驪宮(りきゆう)高き處、雲に入る 仙樂、風飄(ひるがへ)つて處處に聞ゆ 歌慢、絲竹を凝(こ)らし 盡日、君王看れども足(あ)かず

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