精選版 日本国語大辞典「日一日」の解説
ひ‐いちにち【日一日】
〘名〙
※我等の一団と彼(1912)〈石川啄木〉三「野心の実現される時代の日一日近づいてる事を」
※牛部屋の臭ひ(1916)〈正宗白鳥〉三「日一日炬燵で暮らすことが多かったが」
ひがな‐いちにち【日一日】
〘名〙 (「一日」を強めた語) 朝から晩まで。一日中。終日。ひがなひねもす。ひがらいちにち。
※俳諧・となみ山(1695)「花の香の暫くやまぬ宮うつし〈惟然〉 日がな一日鳥のさえづり〈野明〉」
ひ‐ひとひ【日一日】
〘名〙 (「ひひとい」の時代も) 朝から夜まで。終日。一日中。ひねもす。
※土左(935頃)承平四年一二月二五日「ひひとひ、よひとよ、とかくあそぶやうにてあけにけり」
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