二六時中(読み)ニロクジチュウ

デジタル大辞泉 「二六時中」の意味・読み・例文・類語

にろくじ‐ちゅう【二六時中】

《昔、1日が12刻であったところから》終日一日中。また、いつも。「二六時中警戒にあたる」→四六時中
[類語]一日中丸一日一昼夜日一日ひいちにち一日ひとひ全日ぜんじつ終日しゅうじつ通日尽日日がな一日日暮らしひもすがらひねもす始終いつもいつでもしょっちゅう年中ねんじゅう年がら年中常時つね絶えず絶え間ないのべつ常常終始四六時中

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精選版 日本国語大辞典 「二六時中」の意味・読み・例文・類語

にろくじ‐ちゅう【二六時中】

  1. 〘 名詞 〙 ( 昔は一日一二刻であったところから、二に六を掛けて一二ということで ) 一昼夜。終日。一日中。また転じて、いつも。年中。しじゅう。一日が二四時間になってからは「四六時中」ともいう。
    1. [初出の実例]「二六時中常把定。一切是非都莫惹」(出典:明極楚俊遺稿(14C中か)示宗副寺)

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四字熟語を知る辞典 「二六時中」の解説

二六時中

一昼夜。終日。一日中。また転じて、いつも。年中。

[使用例] 二六時中精細なる描写に価する奇言奇行を弄するにも関らず[夏目漱石吾輩は猫である|1905~06]

[使用例] 守衛みんな買収してあるから心配はないが、いまでは警官が出張してきて二六時中目を光らせているからだめだ[開高健*日本三文オペラ|1959]

[解説] 昔は一日が一二刻であったところから、二に六を掛けて一二ということでいいます。一日が二四時間になってからは「四六時中」ともいいます。

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