層状雲(読み)ソウジョウウン

デジタル大辞泉 「層状雲」の意味・読み・例文・類語

そうじょう‐うん〔ソウジヤウ‐〕【層状雲】

弱い上昇流によって広い範囲で形成される雲。水平方向に広がり、雲の表面は滑らかで、雲頂凹凸が少ない。巻雲巻積雲巻層雲高積雲高層雲乱層雲層積雲層雲がこれにあたる。→対流雲

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パラグライダー用語辞典 「層状雲」の解説

層状雲

上層雲・中層雲・下層雲の全てを称して層状雲と呼び、高い方から すじ雲・うろこ雲・うす雲・おぼろ雲・ひつじ雲・あま雲などその形によって呼ばれている。パラグライダーの世界ではサーマルを伴わない雲、つまり積雲や積乱雲以外の雲は全て層状雲と考えてよい。天気を予想する際に、上層雲が東に去っていけば天気は良くなる方向で、西から近づけば下り坂となる傾向がある。

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世界大百科事典(旧版)内の層状雲の言及

【雲】より

…このうち類には10種あり,一般にこの基本形を10種雲形(雲級)と呼んでいる(表,図4)。 雲には,その発生する高さがほぼ定まっている層状雲と,高さの定まらない対流雲がある。前者は上層の雲,中層の雲,下層の雲に分類される。…

※「層状雲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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