戦国期の城。静岡県三島市山中新田(やまなかしんでん)、田方(たがた)郡函南(かんなみ)町桑原城山にまたがる。戦国大名後北条(ごほうじょう)氏の西の守りの城として築かれたが、創築年は不詳。豊臣秀吉との対決を意識し始めた1587年(天正15年)大掛りな普請が行われた。90年秀吉の大軍がこの城を攻め、城将松田康長(やすなが)が討ち死にして落城。廃城となった。1973年(昭和48)より発掘調査が行われ、後北条氏築城法の特色である障子堀(堀底に畝を設ける)が掘り出されたほか、土塁、土橋などもよく残り、最近城址(じょうし)公園としての整備が進んでいる。城は箱根外輪山の西側斜面、標高580メートルの地点に築かれ、本丸、北の丸、無名曲輪(くるわ)、西の丸、岱崎(だいざき)出丸、北条丸(二の丸)などを配し、25万平方メートルに及ぶ広大な山城(やまじろ)である。
[小和田哲男]
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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