岡晴夫(読み)オカハルオ

デジタル大辞泉 「岡晴夫」の意味・読み・例文・類語

おか‐はるお〔をかはるを〕【岡晴夫】

[1916~1970]歌手千葉の生まれ。本名、佐々木辰夫。鼻にかかった甘い歌声で人気を博し、デビューの昭和14年(1939)から昭和20年代にかけて活躍。「オカッパル」の愛称で親しまれた。ヒット曲は「上海の花売娘」「あこがれのハワイ航路」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「岡晴夫」の解説

岡 晴夫
オカ ハルオ


職業
歌手

本名
佐々木 辰男

生年月日
大正5年 1月12日

出生地
千葉県 木更津市

経歴
昭和14年から戦後の30年代にかけ独得ハナにかかった声で人気を博した。作曲家の上原げんととコンビで「上海の花売り娘」「港シャンソン」(ともに14年)が大ヒット、ステージはいつも満員で当時としては熱狂的ファンをつかんだ。23年小畑実で予定されていた「憧れのハワイ航路」を替って歌い、最大のヒット曲となり、“岡ッパル”の愛称で一世を風びした。キングレコードからマーキュリー、コロムビアへと移り、再びキングへ。30年には上原げんとが特に作った「逢いたかったぜ」でカムバックを期したがならなかった。亡後46年には“岡晴夫を偲ぶ会”が結成され、その活動は平成8年25周年を迎えた。

没年月日
昭和45年 5月19日 (1970年)

伝記
大久保怜のナツメロの人々歌謡曲だよ!人生は―『平凡』編集長の昭和流行歌覚え書昭和のすたるじい流行歌(はやりうた)―佐藤千夜子から美空ひばりへ遠い日々に乾杯芸能界いろいろあらぁ〜な 大久保 怜 著斉藤 茂 著塩沢 実信 著遠藤 実 著近江 俊郎 著(発行元 燃焼社マガジンハウス第三文明社東京新聞出版局廣済堂出版 ’02’00’91’87’86発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「岡晴夫」の解説

岡 晴夫
オカ ハルオ

昭和期の歌手



生年
大正5(1916)年1月12日

没年
昭和45(1970)年5月19日

出生地
千葉県木更津市

本名
佐々木 辰男

経歴
昭和14年から戦後の30年代にかけ独得の鼻にかかった声で人気を博した。作曲家の上原げんととコンビで「上海の花売り娘」「港シャンソン」(ともに14年)が大ヒット、ステージはいつも満員で熱狂的ファンを得た。23年小畑実で予定されていた「憧れのハワイ航路」を替って歌い、最大のヒット曲となり、“岡ッパル”の愛称で一世を風びした。キングレコードからマーキュリー、コロムビアへと移り、再びキングへ。30年には上原げんとが特に作った「逢いたかったぜ」でカムバックを期したがならなかった。亡後46年には“岡晴夫を偲ぶ会”が結成され、その活動は平成8年25周年を迎えた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岡晴夫」の解説

岡晴夫 おか-はるお

1916-1970 昭和時代の歌手。
大正5年1月12日生まれ。デパート店員のかたわら声楽をまなび,作曲家上原げんととのコンビで昭和14年キングレコードから「上海の花売娘」をだし人気歌手となる。戦後「東京の花売娘」「憧(あこが)れのハワイ航路」などをヒットさせた。昭和45年5月19日死去。54歳。千葉県出身。本名は佐々木辰男。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「岡晴夫」の解説

岡 晴夫 (おか はるお)

生年月日:1915年1月12日
昭和時代の歌手
1970年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android