岩根草(読み)イワガネソウ

デジタル大辞泉 「岩根草」の意味・読み・例文・類語

いわがね‐そう〔いはがねサウ〕【岩根草】

イノモトソウ科常緑多年生シダ山野に生え、高さ0.6~1.2メートル。葉は長い葉柄をもち、細長い羽片が3~5対つき、葉脈は網目状。胞子嚢ほうしのうは葉の裏面全体につく。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「岩根草」の意味・読み・例文・類語

いわがね‐そういはがねサウ【岩根草】

  1. 〘 名詞 〙 シダ類ウラボシ科の常緑多年草各地の山野に生える。葉は地下茎からまばらに出、長さ五〇センチメートル内外の針金のような葉柄(ようへい)をもち、葉身は長さ四〇センチメートル内外の卵形羽状に分かれて三~五対の細長い羽片をもち、最下羽片はさらに羽状に分かれる。胞子嚢は黄色で支脈にそってつき、ほとんど葉の裏一面をおおう。がんそくしだ。かなびきそう。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

いわね‐ぐさいはね‥【岩根草】

  1. 〘 名詞 〙 植物わらび(蕨)」の異名。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「岩根草 わらび いはねくさ折りて山路の帰るさや家づと多きわらびなるらん」(出典:莫伝抄(室町前))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「岩根草」の解説

岩根草 (イワガネソウ)

学名Coniogramme japonica
植物。イノモトソウ科の常緑多年草

岩根草 (イワガネソウ)

植物。ベンケイソウ科の多年草。マルバマンネングサ別称

岩根草 (イワネグサ)

植物。イノモトソウ科の多年草。ワラビの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android