珊瑚(読み)サンゴ

デジタル大辞泉の解説

さん‐ご【××瑚】

サンゴ科サンゴ属の腔腸動物の総称。また、その骨軸。個虫が集まって樹状の群体をつくる。個虫が死んで石灰質の硬い骨軸が残ったものを装飾用に利用。日本にはアカサンゴモモイロサンゴシロサンゴがあり、ベニサンゴは地中海に産し、古くから知られる。真正サンゴ。
広く、花虫綱の腔腸動物のうち、石灰質の硬い骨格をつくるものの総称。アカサンゴイシサンゴなど。コーラル

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大辞林 第三版の解説

さんご【珊瑚】

花虫綱八放サンゴ亜綱サンゴ科の腔腸動物の総称。シロサンゴ・アカサンゴ・モモイロサンゴなどがある。深さ100~300メートルの海底に多数のサンゴ虫(ポリプ)が集まって高さ50センチメートルほどの樹枝状の群体をつくり、個体が死ぬとその骨格だけが残る。この骨格を加工して装飾品を作る。古来、七宝の一に数えられる。暖流域に広く分布。六放サンゴ類の石サンゴ類や、ヒドロ虫類のギサンゴ類を含めていうこともある。
一般に、サンゴ虫の群体の骨格。

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

珊瑚 (サンゴ)

動物。サンゴ科の海産動物

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精選版 日本国語大辞典の解説

さん‐ご【珊瑚】

〘名〙
① 花虫綱サンゴ科に属する刺胞動物の総称で、一般にはその骨格をいう。サンゴ虫(ポリプ)が集まって樹枝状の群体をつくり、個体が死ぬと石灰質からなる骨軸だけがのこる。骨軸を加工して首かざり、かんざしなどの装飾品をつくる。日本近海ではアカサンゴ、モモイロサンゴ、シロサンゴなどが採れる。広義にはイシサンゴ類、クロサンゴ類などの六放サンゴ類を含めていう。珊類。
※田氏家集(892頃)中・題舎弟玉大夫詩巻「不似何兌吟詠難、珊瑚処々有声寒」 〔司馬相如‐上林賦〕
※本朝文粋(1060頃)一四・村上天皇為母后四十九日御願文〈大江朝綱〉「珊瑚床下。鏡匣遺涙之塵
※随筆・独寝(1724頃)下「珊瑚も朱にまぜて、色、一入よしとすれども」
[語誌](1)仏教では七宝の一つとされ、仏典によって小異はあるが、金、銀、瑠璃、硨磲(しゃこ)、瑪瑙(めのう)、真珠等と並んで貴重なものとされている。たとえば、「拾芥抄‐下・宝貨部」には、「七宝 金・銀・瑠璃・車・馬脳・珊瑚・虎珀」と見える。
(2)中国にも古く西域から伝わり、宝飾や薬用(目の翳を去り、宿血を消す〔本草綱目〕)、赤色顔料(珊瑚末〔芥子園画伝〕)等に用いられた。

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