川鼠(読み)かわねずみ

精選版 日本国語大辞典 「川鼠」の意味・読み・例文・類語

かわ‐ねずみ かは‥【川鼠】

〘名〙 トガリネズミ科の哺乳類体長尾長ともに約一〇センチメートル。小形のネズミに似るが、尾の下面に毛のふさがあり、手足の指の両側水かきとなる剛毛がはえている。体の上面は黒褐色。泳ぎが巧みで、川魚、エビ、水生昆虫などを捕食する。ヒマラヤ地方から中国東南部、日本にかけて分布し、日本では本州以南の山地渓流にすむ。みずねずみ。ぎんねずみ。すいそ。〔生物学語彙(1884)〕

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デジタル大辞泉 「川鼠」の意味・読み・例文・類語

かわ‐ねずみ〔かは‐〕【川×鼠/河×鼠】

トガリネズミ科の哺乳類。ジネズミ近縁。体長11センチ、尾長10センチくらい。山地の渓流にすみ、指の間に水かきの役をする剛毛をもち泳ぎが巧みで、水生昆虫・魚を捕って食べる。本州・四国九州に分布。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「川鼠」の解説

川鼠 (カワネズミ)

学名Chimarrogale himalayica
動物。トガリネズミ科の哺乳動物

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