希薄(読み)キハク

デジタル大辞泉 「希薄」の意味・読み・例文・類語

き‐はく【希薄/×稀薄】

[名・形動]
液体気体などの濃度密度がうすいこと。また、そのさま。「酸素の―な山頂
ある要素の乏しいこと。物事に向かう気持ち・意欲などの弱いこと。また、そのさま。「問題意識が―だ」
[類語]薄い薄っぺら薄めうっすら薄手薄べったい薄地薄口

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精選版 日本国語大辞典 「希薄」の意味・読み・例文・類語

き‐はく【希薄・稀薄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 液体、気体などの密度が少ないこと。うすいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「是其気の平地より稀薄なるに因て然り」(出典:輿地誌略(1826)二)
  3. 物事を感じとったり、物事に働きかけたりする点が弱いと感じられること。また、気持や意識のうすいさま。
    1. [初出の実例]「智的になれば成るほど希薄になるのが自然の勢で」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉秋)

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