帯刀の舎人(読み)たちはきのとねり

精選版 日本国語大辞典「帯刀の舎人」の解説

たちはき【帯刀】 の 舎人(とねり)

① (授刀舎人・帯剣舎人) 武器を帯びて、主に天皇の身辺および宮中の警衛にあたった下級官人。のち中衛舎人とならんでその任にあたり、ともに近衛舎人の前身となった。また、近衛舎人のことも称した。さらに、このうち大臣・納言に下賜されるものを「たちはきの資人(とねり)」という。たちはき。たてわき。
※令義解(718)祿「授刀舎人亦准此」
② 東宮舎人のうち武器を帯びて東宮の身辺および御所の警備にあたるもの。宝亀七年(七七六)にはじめて一〇人を置き、大同元年(八〇六)に二〇人となり、天安元年(八五七)には三〇人となった。東宮帯刀。たちはき。たてわき。
※類聚国史‐八七・断罪・延暦一二年(793)八月丁卯「内舎人山辺真人春日、春宮坊帯刀舎人紀朝臣国、共謀帯刀舎人佐伯宿禰成人

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デジタル大辞泉「帯刀の舎人」の解説

たちはき‐の‐とねり【帯刀の舎人】

武器を帯びて、主に天皇の身辺および宮中の警衛に当たった下級官人。近衛舎人前身。また、近衛舎人をも称した。たてわき。
東宮坊の舎人のうち、武器を帯びて東宮の身辺および御所警備に当たった。東宮帯刀。たてわき。

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