常用時(読み)ジョウヨウジ

デジタル大辞泉 「常用時」の意味・読み・例文・類語

じょうよう‐じ〔ジヤウヨウ‐〕【常用時】

日常一般に使われている時間の示し方。平均して太陽真南に位置する時を正午とする。→天文時

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精選版 日本国語大辞典 「常用時」の意味・読み・例文・類語

じょうよう‐じジャウヨウ‥【常用時】

  1. 〘 名詞 〙 平均太陽が南中する時を零時とする天文時に対し、真夜中を零時とし、平均太陽が南中する時を正午とする時系。日本の常用時は協定世界時(UTC)から九時間進めたもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「常用時」の意味・わかりやすい解説

常用時
じょうようじ

日常生活上、社会一般が共通して用いる時系。普通、標準時がこれにあたる。平均太陽が南中する平均太陽日の0時より12時間前の夜半の0時に始まって正午を経て、午後12時に終わる。日本の常用時はグリニジ常用時世界時)より9時間早い。1972年からは協定世界時が世界共通の時系として採用されており、協定世界時より9時間進めた時間が日本の常用時である。

[渡辺敏夫]

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改訂新版 世界大百科事典 「常用時」の意味・わかりやすい解説

常用時 (じょうようじ)
civil time

標準時として日常使われている時刻システムをいう。現在は協定世界時が標準時の基礎となっているので,常用時といえばこの協定世界時を指す。これ以外の時刻システム,例えば暦表時国際原子時などは常用時ではなく,学用時部類に入る。
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