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平均太陽 へいきんたいようmean sun

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

平均太陽
へいきんたいよう
mean sun

地球は太陽のまわりを楕円軌道を描いて公転しているので,天球上の太陽の運行は一様ではなく,近日点近くでは速く,遠日点近くでは遅くなる。このように角速度が一定でない太陽をもとにして時を決めるのは都合が悪いので,平均太陽という仮想天体を考える。第1の仮想天体は,本物の太陽と同時に近点を出発して黄道上を一定の速度で本物の太陽と同じ周期で年周運動する。この第1の仮想天体が春分点を通過するとき同時に春分点を出発し,第1の仮想天体と同じ一定速度で赤道上を動く第2の仮想天体を考え,これを平均太陽と呼ぶ。これに対して本物の太陽を真太陽という。暦法上の時間は平均太陽の運行を基礎にして定められる。平均太陽と真太陽の時間の差は1年に4回0となり,ほかの時期には 17分以内の誤差がある。

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デジタル大辞泉の解説

へいきん‐たいよう〔‐タイヤウ〕【平均太陽】

天の赤道上を一定の速度で動き、1太陽年で1周する仮想の太陽。→視太陽

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百科事典マイペディアの解説

平均太陽【へいきんたいよう】

天の赤道(地球の赤道を天球上に投影したもの)上を1年の周期で等速度で西から東へ回る仮想の太陽。実際の太陽(真太陽)の視運動は季節により変動するが,この変動を消去するため年平均の運動を考えるもので,これから平均太陽時平均太陽日が定められる。
→関連項目グリニッジ時

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世界大百科事典 第2版の解説

へいきんたいよう【平均太陽 fictitious mean sun】

地球から眺めると,太陽は天球上の星々の間を縫って1年でその大円コース(黄道)を一周する。見かけ上地球を巡る太陽の公転軌道は楕円であるから,天球上を進むその角速度は一様ではない。さらに太陽時には地球の自転軸のまわりの太陽の動きが直接関係する。したがって黄道上の太陽の動きはこれを天の赤道(地球の赤道を天球上へ投影したもの)上へ換算して考えねばならない。これによっても,地球自転軸のまわりの太陽の角速度に遅速を生ずる。

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大辞林 第三版の解説

へいきんたいよう【平均太陽】

黄道上を不等速度で運動している実際の太陽に対し、天の赤道上を等速度で運動する仮想上の太陽。

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