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広範脊柱管狭窄症 こうはんせきちゅうかんきょうさくしょう

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家庭医学館の解説

こうはんせきちゅうかんきょうさくしょう【広範脊柱管狭窄症】

 広範脊柱管狭窄症(こうはんせきちゅうかんきょうさくしょう)は、厚労省の特定疾患(とくていしっかん)(難病(なんびょう))に指定されており、治療費の自己負担分は、大部分が公費での支払いとなります。

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

広範脊柱管狭窄症
こうはんせきちゅうかんきょうさくしょう

頸椎(けいつい)、胸椎、腰椎部等の2か所以上で脊柱管(椎骨に存在する椎孔が上下に連結してできる管)が狭小化し、神経を圧迫する疾患。指定難病。原因は不明であるが、脊柱管の狭窄は、椎骨・椎間板や椎間関節の変性、黄色靭帯(じんたい)の肥厚・石灰化、慢性の外傷などにより生ずると考えられている。中年以降に発症し、男性の発症率は女性の約2倍である。患者数は徐々に増加し、2013年(平成25)時点での患者数は約5600人である。
 症状は、圧迫されている部位によって異なる。腰椎部の場合は、腰や下肢に鈍い痛みやしびれがあり、歩くとその範囲や程度が強くなり、やがて歩けなくなる。排尿や排便の障害もみられる。胸椎部の場合は、下肢や躯幹(くかん)に痛み、つっぱり感、しびれ、筋力低下、下肢の運動障害、排尿や排便の障害などの症状がみられる。脊髄麻痺(まひ)のため歩行が障害されることもある。頸椎部の場合は、胸椎部圧迫の症状に加えて、手の痛みや麻痺、上肢の運動障害などがみられる。症状の増悪、軽快を繰り返しながら進行して歩行が困難になり、脊髄麻痺をきたすこともある。治療は、初期は薬物や、頸椎カラー、コルセットなどの装具等を用いる保存治療が行われる。保存治療が無効の場合は手術が行われる。[大久保昭行]

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