差詰め(読み)サシズメ

デジタル大辞泉 「差詰め」の意味・読み・例文・類語

さし‐ずめ〔‐づめ〕【差(し)詰め】

[名・形動]
直接かかわること。また、そのさま。
色界法則には―な倫理的目的…なぞあるわけはなく」〈長与竹沢先生と云ふ人
行き詰まってしまうこと。また、その状態。どんづまり。
「死なでかなはぬ身の―と成り行く果ぞあはれなる」〈浄・重井筒
[副]
結局。つまるところ。「差し詰め君しか適任者はいない」
さしあたり。今のところ。「差し詰め生活には困らない」
[類語]1畢竟結局矢張り所詮しょせんどの道何れにしても結句ついとどの詰まり詰まるところ帰するところせんずるところ要するにいずれどうせつまりとうとういよいよ挙げ句挙げ句の果て究竟きゅうきょう果ては何と言ってもどっち道もはやとにかく何しろ何せ何分なにぶん何分にもなんにせよともかくともかくもともあれとまれとにもかくにもそれはともあれ遅かれ早かれ善かれ悪しかれ2差し向き差し当たりしばらく当分当面当座ひとまずとりあえずまずもって

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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