征人(読み)せいじん

精選版 日本国語大辞典 「征人」の意味・読み・例文・類語

せい‐じん【征人】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 出征する人。征伐に赴く人。いくさびと。
    1. [初出の実例]「奈何征人大無意、一別十年音信賖」(出典文華秀麗集(818)中・奉和春閨怨〈菅原清公〉)
    2. [その他の文献]〔陸機‐飲馬長城窟行〕
  3. 遠方に旅する人。旅人
    1. [初出の実例]「征人駱駅秋路、旅雁来賓塞暮雲」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)五・秋日野望〈藤原周光〉)
    2. [その他の文献]〔李益‐夜上受降城聞笛詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「征人」の読み・字形・画数・意味

【征人】せいじん

遠く旅する人。民国魯迅〔日本歌人(土屋文明)に贈る〕詩 春江好景、依然として在り 國の征人、此の際に行く

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