後七日の御修法(読み)ゴシチニチノミズホウ

デジタル大辞泉 「後七日の御修法」の意味・読み・例文・類語

ごしちにち‐の‐みずほう〔‐みズホフ〕【後七日の修法】

真言宗では御修法を「みしほ」とよみならわす》正月8日からの7日間、天皇の安穏・国家の繁栄五穀豊作などを祈って、宮中真言院で、東寺長者導師として行われた真言秘法。承和元年(834)空海仁明天皇勅命により中務省において行ったことに始まる。

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精選版 日本国語大辞典 「後七日の御修法」の意味・読み・例文・類語

ごしちにち【後七日】 の 御修法(みずほう・みしゅほう・みしほ)

  1. 宮中の真言院で正月八日から七日間、玉体安穏、国利民福のために行なう仏事の修法。空海の上表により、承和二年(八三五)から始められたといわれ、東密所伝の極秘大法で、東寺の長者がこれを勤めた。後七日の法。〔年中行事秘抄(12C末)〕

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