徒手空拳(読み)トシュクウケン

デジタル大辞泉 「徒手空拳」の意味・読み・例文・類語

としゅ‐くうけん【徒手空拳】

《「徒手」を強めていう語》
手に何も持っていず、素手であること。
資金地位など頼るものがなく、自分身一つであること。「徒手空拳事業をはじめる」
[類語]丸腰無腰徒手空拳素手

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精選版 日本国語大辞典 「徒手空拳」の意味・読み・例文・類語

としゅ‐くうけん【徒手空拳】

  1. 〘 名詞 〙 手に何も持たないこと。また、自分の身一つだけで頼むべきもののないこと。
    1. [初出の実例]「此人々が多くは徒手空拳の寒生より起りて財界の豪傑となりしは」(出典:現代金権史(1908)〈山路愛山〉現代金権史の元勲)

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四字熟語を知る辞典 「徒手空拳」の解説

徒手空拳

手に何も持たないこと。また、自分の身一つだけで頼むべきもののないこと。

[使用例] 克己心をもって、徒手空拳で進まねばならん[藤枝静男*春の水|1962]

[使用例] 彼は徒手空拳、一介百姓せがれからあそこまでのしあがったのです[五木寛之戒厳令の夜|1976]

[解説] 「徒手」は手に何も持たないこと、素手のこと。「空拳」は何も持っていないこぶし。同じような意味合いの語を重ねて強調した表現

[類語] せきしゅくうけん

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