御岳信仰(読み)おんたけしんこう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「御岳信仰」の意味・わかりやすい解説

御岳信仰
おんたけしんこう

狭義には木曾御嶽山に対する信仰広義には山を,神ないし神の住むところとして神聖視する古代からの山岳崇拝をいう。山岳信仰の組織的なものとしては,鎌倉時代から室町時代にかけて密教と習合して成立した修験道がある。江戸時代には富士信仰と木曾御岳信仰が盛んであったが,1882年,富士信仰系の一派扶桑教,一派は実行教,木曾御岳信仰系では御岳教教派神道として独立している。

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旺文社日本史事典 三訂版 「御岳信仰」の解説

御岳信仰
おんたけしんこう

木曽御岳山に対する信仰
御岳山は,古来山岳信仰の対象で,江戸時代には各地御岳講が組織され,盛んに登山が行われた。明治時代には神道の一派として御岳教も成立した。修験道の影響をうけている。武蔵御岳 (みたけ) も同系統。

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