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富士信仰 ふじしんこう

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大辞林 第三版の解説

ふじしんこう【富士信仰】

富士山を神体山として崇める信仰。浅間せんげん神社創建を経て、平安時代以降、山岳修行者や修験者が民間に広めた。江戸時代、富士講が組織され、関東地方で多くの信者を獲得。関東各地に富士山を模して築いた富士塚を遥拝所・代理登山所とする信仰が定着。現在も白装束の行衣で杖をもち、「六根清浄」と唱えながら富士山に登る登拝形態が残る。 → 浅間信仰

出典|三省堂
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世界大百科事典 第2版の解説

ふじしんこう【富士信仰】

富士山を対象とする信仰。日本の山岳信仰の代表的なものである。その秀麗な山容は古代より自然崇拝の対象となっていた。平安時代初期の都良香《富士山記》には,活火山であった富士の噴煙がたなびくありさまを,白衣の美女2人が山峰で舞うと表現しており,山神が女神であることを示している。後世になり,富士の山神は神話上の木花開耶姫(このはなのさくやびめ)に想定されたが,別に浅間大神とも称されている。浅間大神は神仏習合の過程で浅間大菩薩の名称になったが,そのイメージはやはり女神であった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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世界大百科事典内の富士信仰の言及

【丸山教】より

…富士信仰をふまえ伊藤六郎兵衛(1829‐94)が明治初期に創唱した世直し的性格をもつ宗教。伊藤は武蔵国橘樹(たちばな)郡登戸に生まれ,3度の大病が富士講の祈禱と信仰で全快したため富士信仰に熱中。…

※「富士信仰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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