日本歴史地名大系 「御床松原遺跡」の解説
御床松原遺跡
みとこまつばらいせき
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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福岡市博多(はかた)駅の西方27キロメートル、玄界灘(げんかいなだ)に面する福岡県糸島(いとしま)市志摩御床(しまみとこ)字松原に所在する弥生(やよい)文化中期の砂丘遺跡。一部隣接の志摩新町(しましんまち)にもまたがっている。1917年(大正6)中山平次郎(へいじろう)(1871―1956)により一枚の貨泉が発見されたことで注目された。土器のほか太形蛤(はまぐり)刃磨製石斧(せきふ)、包丁形磨製石器、石鏃(せきぞく)、石槍(いしやり)、石錘(せきすい)、土錘、鉄滓(てっさい)、鉄器破片、須恵(すえ)器などが出土している。また本遺跡の一部に甕棺(かめかん)墓地遺跡が数か所存在する。また一地区から風変わりな小形土偶が多数出土しているが、弥生文化のものではなく、古墳時代の祭祀(さいし)関係の遺物の可能性があるとする小林行雄(ゆきお)(1911―1989)の説もある。
[江坂輝彌]
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