デジタル大辞泉
「御座りんす」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ござりん・す【御座】
- 〘 自動詞 サ行特活 〙 ( 「ござります」の変化した語 ) 近世の遊里で用いられた言葉。近世後期には、上方では消滅して、江戸の吉原言葉になった。
- [ 一 ] 「行く」「いる」の尊敬語。いらっしゃる。おいでなさる。
- [初出の実例]「まちっと先に見へまして、是からすぐにそねざきへ叶はぬ用とてござりんした」(出典:浄瑠璃・女殺油地獄(1721)下)
- [ 二 ] 補助動詞「ある」の丁寧語。…でございます。…であります。
- [初出の実例]「内かたにゐさんす半七殿に、ちょっとあひたふござりんす」(出典:浄瑠璃・長町女腹切(1712頃)上)
御座りんすの補助注記
活用は「ござります」と同じと考えられるが、終止形・連体形に「ござりんする」の例は見当たらない。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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