御座りんす(読み)ゴザリンス

デジタル大辞泉 「御座りんす」の意味・読み・例文・類語

ござりん・す【御座りんす】

[動サ特活]《「ござります」の音変化》
1 「ある」「いる」の意の尊敬語。いらっしゃる。
「成程奥の間に、今よう休んで―・す」〈浄・金短冊〉
2 「行く」「来る」の意の尊敬語。いらっしゃる。
「曽根崎へ叶かなはぬ用とて―・した」〈浄・油地獄〉
3 (補助動詞)補助動詞「ある」の意の丁寧語。…でございます。
「半七が叔母で―・す」〈浄・女腹切〉
[補説]江戸前期、上方の遊里語。活用は「御座ります」と同じと考えられるが、終止形・連体形に「ござりんする」の例は見当たらない。

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精選版 日本国語大辞典 「御座りんす」の意味・読み・例文・類語

ござりん・す【御座】

  1. 〘 自動詞 サ行特活 〙 ( 「ござります」の変化した語 ) 近世の遊里で用いられた言葉。近世後期には、上方では消滅して、江戸の吉原言葉になった。
  2. [ 一 ] 「行く」「いる」の尊敬語。いらっしゃる。おいでなさる。
    1. [初出の実例]「まちっと先に見へまして、是からすぐにそねざきへ叶はぬ用とてござりんした」(出典:浄瑠璃・女殺油地獄(1721)下)
  3. [ 二 ] 補助動詞「ある」の丁寧語。…でございます。…であります。
    1. [初出の実例]「内かたにゐさんす半七殿に、ちょっとあひたふござりんす」(出典:浄瑠璃・長町女腹切(1712頃)上)

御座りんすの補助注記

活用は「ござります」と同じと考えられるが、終止形・連体形に「ござりんする」の例は見当たらない。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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