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心臓性喘息 しんぞうせいぜんそく

百科事典マイペディアの解説

心臓性喘息【しんぞうせいぜんそく】

単に心臓喘息とも。心臓病による急性左心不全のときに起こる発作性の呼吸困難。睡眠中に多く,吸気が特に困難で,呼吸数が増し,せき,たんが出て,苦しい。治療には酸素吸入,フロセミド,テオフィリンなどの利尿薬の注射を行う。
→関連項目心不全喘息

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世界大百科事典 第2版の解説

しんぞうせいぜんそく【心臓性喘息 cardiac asthma】

心臓病が原因で気管支痙攣(けいれん)を伴う呼吸困難がその患者にみられる場合に心臓性喘息という。冠動脈疾患弁膜症,重症不整脈などによって肺鬱血(うつけつ)の急性左心不全症状が発作性に起こると,ときにそれが原因となって自律神経反射を介して喘息発作様の呼吸困難が起こると考えられている。肺野で湿性の水泡音を聴くよりもヒーヒーいう乾性の気管支肺泡音を聴くことが多く,肺浮腫の程度はいろいろみられるものの,肺胞の中にまで滲出液をみることはない。

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世界大百科事典内の心臓性喘息の言及

【喘息】より

…文字上は〈息が喘(あえ)ぐ〉状態,すなわち息がしにくいという状態を意味するが,医学上はこのような状態のすべてをさすわけではなく,突発する(発作性の)痙攣(けいれん)性の呼吸困難を意味し,それがくり返して起こるというニュアンスが含まれている。喘息には気管支喘息と心臓性喘息の二つがある。気管支喘息はアレルギーと気道の過敏性が原因となる気道自体の病気であり,心臓性喘息は高血圧,冠動脈疾患(狭心症,心筋梗塞(こうそく)),大動脈弁疾患,僧帽弁疾患などによって起こった心不全が原因となる。…

※「心臓性喘息」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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