日本歴史地名大系 「忍頂寺」の解説
忍頂寺
にんちようじ
一二世紀初頭に三善為康が記した「拾遺往生伝」に、忍頂寺の僧源因はあらかじめ死期を知ろうとして永年念仏を修し、夢想で示された死の年の大晦日に僧房の火事があったが、炎の中で念仏を唱えながら往生したとある。このような伝承は平安時代、忍頂寺に念仏によって往生を願う浄土信仰の影響を強く受けた僧侶たちがいたことを示すものであろう。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
一二世紀初頭に三善為康が記した「拾遺往生伝」に、忍頂寺の僧源因はあらかじめ死期を知ろうとして永年念仏を修し、夢想で示された死の年の大晦日に僧房の火事があったが、炎の中で念仏を唱えながら往生したとある。このような伝承は平安時代、忍頂寺に念仏によって往生を願う浄土信仰の影響を強く受けた僧侶たちがいたことを示すものであろう。
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