志々伎崎(読み)しじきざき

精選版 日本国語大辞典 「志々伎崎」の意味・読み・例文・類語

しじき‐ざき【志々伎崎】

  1. 長崎県平戸島南端の岬。発達した海食崖先端にあたり、ながめがすばらしい。背後志々伎山がある。西海国立公園一部

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「志々伎崎」の意味・わかりやすい解説

志々伎崎
しじきざき

長崎県平戸島(ひらどしま)南端にある岬。背後の志々伎山(347メートル)は、志々伎安山岩類からなる古い火山の残丘で、侵食によって頂上尖峰(せんぽう)をなし、南麓(なんろく)にあたる志々伎崎は、高さ40~50メートルの海食崖(がい)を形成している。志々伎山は十城別命(とおきわけのみこと)(景行(けいこう)朝)にちなむ霊峰で、命を祭神とする式内社の志々伎神社は上宮(山頂)、中宮中腹)および地ノ宮、沖ノ宮(宮ノ浦)の4社の総称である。

[石井泰義]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「志々伎崎」の意味・わかりやすい解説

志々伎崎
しじきざき

長崎県北西部,平戸島の南端にある岬。平戸市に属する。平戸島の南西端には弧状半島が突出して志々伎湾をいだき,半島の南岸には 100mをこえる海食崖が発達している。その中央部に小さく突出する海食崖の先端が志々伎崎で,背後の志々伎山 (347m) とともに西海国立公園に属する。なお志々伎山の中腹に式内社の志々伎神社があり,志々伎湾奥にある船越は,同湾から平戸瀬戸漁船を移動させるいわゆる船越集落として知られる。

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