記紀神話に登場する神の名。《古事記》では思金神と記す。思慮を兼ねそなえ,事を議(はか)ることを役目とする神の意で,《日本書紀》には〈深謀遠慮〉〈思慮の智〉ありとある。天(あま)の岩屋戸の神話では,この神のおもんぱかりにもとづくさまざまな策によって,岩屋戸にこもった天照大神(あまてらすおおかみ)を引き出すことに成功した。また国譲り神話では,アマテラスの諮問に応じて献策する。さらにアマテラスの御魂代(みたましろ)なる鏡をともない天孫に従って天下り,〈前の事を取り持ちて政(まつりごと)〉することになった。わかりにくい文だが,伊勢神宮のアマテラス祭祀をとりしきる意かと思われる。この神は高皇産霊(たかみむすひの)尊の子とある。タカミムスヒは,天地の初めに成り出で,天孫降臨その他の大事をアマテラスとともにとりしきる神で,《日本書紀》では皇祖とすら称されている。両神が父子とされているのは,オモイカネのおもんぱかりの背後に,タカミムスヒの存在が働いていることを意味するものであろう。
執筆者:倉塚 曄子
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
ドンド焼き,サイト焼き,ホッケンギョウなどともいう。正月に行われる火祭の行事で,道祖神の祭りとしている土地が多い。一般に小正月を中心に 14日夜ないし 15日朝に行われている。日本では正月は盆と同様魂...
1/16 デジタル大辞泉プラスを更新
1/16 デジタル大辞泉を更新
12/10 小学館の図鑑NEO[新版]魚を追加
10/17 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典を更新
8/22 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新