恙虫(読み)ツツガムシ

デジタル大辞泉 「恙虫」の意味・読み・例文・類語

つつが‐むし【×恙虫】

ダニ目ツツガムシ科のケダニ総称成虫は体長1~2ミリ、体表多数の毛が生えている。幼虫は野ネズミに寄生し、時に人間吸血して恙虫病媒介する。アカツツガムシタテツツガムシなどがある。ようちゅう。

よう‐ちゅう〔ヤウ‐〕【×恙虫】

つつがむし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「恙虫」の意味・読み・例文・類語

つつが‐むし【恙虫】

  1. 〘 名詞 〙 クモ綱ダニ目ツツガムシ科に属するダニの総称。体長一~二ミリメートル。体は数字の8の字形で全身赤色で毛が密生し、四対の歩脚をもつ。土中で、昆虫の卵などを食べて生活する。卵は土中で孵化し、幼虫は無色ないし橙赤色。体長〇・二~〇・五ミリメートルの楕円形で、三対の歩脚をもつ。成虫とちがって寄生性で、ノネズミ野鳥・人などの血を吸う。人を刺さないものも多いが、ツツガムシ病の媒介や皮疹(ひしん)を起こさせる種類もかなり知られる。草原湿地に多い。日本からは約一一〇種が知られる。つつが。つつがのむし。〔壒嚢鈔(1445‐46)〕

つつが‐の‐むし【恙虫】

  1. 〘 名詞 〙つつがむし(恙虫)

よう‐ちゅうヤウ‥【恙虫】

  1. 〘 名詞 〙つつがむし(恙虫)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「恙虫」の解説

恙虫 (ツツガムシ)

動物。ツツガムシ科とレーウェンフェク科の昆虫の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む