悶える(読み)モダエル

デジタル大辞泉 「悶える」の意味・読み・例文・類語

もだ・える【×悶える】

[動ア下一][文]もだ・ゆ[ヤ下二]苦痛などのあまりからだをよじる。思いわずらって苦しむ。煩悶はんもんする。「激しい痛みに身を―・える」「道ならぬ恋に―・える」
[類語]もがくあがくのた打つのた打ち回る身悶え転げ回る七転八倒じたばたする悩む苦しむわずら思い煩う思い迷う思い乱れる苦悩する懊悩おうのうする煩悶はんもんする憂悶ゆうもんする苦悶くもんする苦慮する頭を痛める頭を悩ます思い詰める

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精選版 日本国語大辞典 「悶える」の意味・読み・例文・類語

もだ・える【悶】

  1. 〘 自動詞 ア行下一(ヤ下一) 〙
    [ 文語形 ]もだ・ゆ 〘 自動詞 ヤ行下二段活用 〙 煩い苦しむ。思い煩う。もがき悩む。悶絶する。もだう。
    1. [初出の実例]「おとど驚きもだえ給ひて、おもほすこと限りなし」(出典:宇津保物語(970‐999頃)忠こそ)

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