情報検索

デジタル大辞泉の解説

じょうほう‐けんさく〔ジヤウホウ‐〕【情報検索】

information retrieval》大量の情報を整理して蓄積し、必要に応じて取り出すこと。コンピューターの記憶装置内に蓄積された情報を端末装置などから目的別に取り出すこと。IR

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百科事典マイペディアの解説

情報検索【じょうほうけんさく】

IR(information retrievalの略)とも。情報を収集蓄積し,それを分類しておき,必要に応じて取り出し利用すること。図書目録,技術文献,裁判判例,特許審査,市場状況,交通情報をはじめその応用範囲は非常に広い。そのシステムは一般に,情報を収集・分類・蓄積する部分と,必要な情報を問合せに応じて捜し出す部分に分けられる。情報検索はコンピューターの能力の最も有効な応用分野として盛んに取り上げられ,急速な発展を遂げている。
→関連項目コンピューター情報科学ドキュメンテーション

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大辞林 第三版の解説

じょうほうけんさく【情報検索】

収集・蓄積された膨大な情報の中から、必要な情報を探して取り出すこと。 IR 。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

情報検索
じょうほうけんさく
information retrieval; IR

コンピュータシステムを使って,大量の情報データのなかから求める情報を探して取り出す処理。情報を収集し,メタデータと呼ばれる索引をつけてデータベースに情報を蓄積するプロセスと,与えられた検索語句(検索クエリ)から,蓄積された情報を探し出すプロセスから構成される。検索機能を提供するシステムを検索エンジンという。文字列検索(キーワード検索)のほか,文字,画像,音声,映像などの複数のメディアを含んだマルチメディアデータ(→マルチメディア情報)の検索や,検索語句から画像データや映像メディアデータを横断的に検索する技術も実現している。ウェブ(→ワールド・ワイド・ウェブ)のような膨大で変化する情報源からの情報検索では,検索要求にすぐにこたえられるようにするために,ウェブのリンクをたどりながら常に最新の有効ページを収集し更新し続けるクローリングという処理が必要である。また,情報検索によって見つかったページには,与えられた検索クエリに対する重要度の高さに応じたランクづけや,スニペットと呼ばれる,検索結果の要約を生成する処理などが行なわれる。ランクづけには,リンクの構造から見つかったデータの重要度を計算するために,HITSなどのアルゴリズムが用いられる。検索結果に対するユーザーのフィードバックから,検索クエリを修正して再検索する適合性フィードバックの手法も提案されている。情報検索の品質を表す定量的な指標としては,検索結果のうちのどれだけが適切であったかを示す適合率,本来検索結果に含まれているべきデータのうちのどれだけが実際に含まれていたかを示す再現率,両者の調和平均となる F値が使われる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

情報検索
じょうほうけんさく
information retrieval

情報の蓄積のなかから必要なものを選別して取り出すこと、また、その技術やシステムのこともいう。もっとも簡単な情報検索の例は、アドレス帳で相手の電話番号を調べることである。この場合、情報の蓄積は知人等の氏名と電話番号であり、たいていはそれが音順に並べてあるから、相手の氏名を音順に並んだリストから照合して、必要な情報すなわち電話番号を取り出すことができる。
 社会システムのなかで情報検索が必要な場面はいろいろある。特許情報の検索、技術文献の検索、化合物や薬品の検索、法令・条例の検索、犯罪者の検索、運転免許者の検索、保険・貸金業利用者のブラックリストの検索、結婚相手の検索、求人・求職者の検索、放送フィルム・ライブラリーの検索、ニュース・事件の検索、学齢者・成人者の検索など、ほとんどの事務処理は情報検索をなんらかの形で含んでいるといってよい。
 検索する内容は、特許情報や文献情報のように件名・題名が検索されたとして、そのうえに原始情報の内容が必要な場合が多い。さらに、必要な情報がある範囲に及ぶ場合、利用者が必要とする範囲をどうやって表現するかが問題である。文献検索では、検索する範囲を指定するためにキーワード方式をとる場合が多い。文献を登録する場合、その文献の内容に関連の深い単語をいくつかつけておく。利用者が、たとえば「ディーゼル機関」と「大気汚染」というキーワードを指定すると、この二つのキーワードをもった文献を検索システムが探してくれて、その題名を一覧表にして出力する(キーワード検索)。この場合、文献に含まれる原論文の蓄積が別に必要となる。題名を探す仕事はコンピュータが実行することができる。原論文を取り出すためには、あらかじめ論文を印刷した誌面をスキャナーなどで読み取って画像データとして記憶しておいたり、文字読取り装置を用いて文字データとして蓄積しておくなどの作業が必要である。
 検索する範囲を記述するとき、必要なものが漏れたり、不要なものが入ったりしないようにしなくてはならない。このために、キーワードの組合せを論理式で表現したり、さらに日常用語に近い記述が可能になるような試みがなされている。[小野勝章]
 キーワード検索に加えて、シソーラス(同義語・同類語などをまとめた辞書)を使ってデータベースの検索を行う。インターネット上のデータを検索する場合は、検索エンジン(サーチ・エンジン)というツールを使って行う。おもな検索エンジンにヤフーYahoo!、グーグルGoogleなどがある。[編集部]

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図書館情報学用語辞典の解説

情報検索

あらかじめ組織化して大量に蓄積されている情報の集合から,ある特定の情報要求を満たす情報の集合を抽出すること.主にコンピュータの検索システムを用いる場合に使われる言葉である.検索対象によって情報検索を分類すると,事実検索と文献検索に分けられる.前者は求める情報そのもの(事実やデータ)を探し出すことであるのに対して,後者は求める情報が掲載されている文献の書誌データなどを探し出すことである.

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精選版 日本国語大辞典の解説

じょうほう‐けんさく ジャウホウ‥【情報検索】

〘名〙 (information retrieval の訳語) 研究開発や経営管理などにおいて、膨大な資料の中から必要とする情報を選別して取り出すこと。また、そのシステム、技術。略語IR。〔企業をのばす情報管理(1965)〕

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