韓国の
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出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報
一般に,注意人物名簿の意味で用いられている言葉であるが,とくにアメリカにおいては,労働関係上の隠語として使われてきた。アメリカの労働組合は,未組織事業所を組織する際,組合の専任オルガナイザーを派遣する。オルガナイザーは,対象事業所に就職して内部から組織化するか,対象事業所の従業員との接触を通じて外部から組織化するかのいずれかの方法によって,組合を組織する。こうした労働組合の組織活動に対抗して,使用者は,組合オルガナイザーの人物名簿の作成を探偵社などに依頼し,その名簿を使って組織化に対応した。この人物名簿がブラック・リストである。
なお,労働組合も,組合に対する不当労働行為の目だつ企業をリストアップし,要注意企業の名簿を作成している。この種の企業名簿もブラック・リストと呼ばれる。1920年代に広く作成されたが,今日でも行われている。
執筆者:萩原 進
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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