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愚民政策 ぐみんせいさく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

愚民政策
ぐみんせいさく

人民大衆の批判意識を抑えて体制に服従させるためにとられる政策の一つである。民衆を非識字状態にとどめておく教育政策や民衆に正しい情報を伝えない報道管制などはこの政策の典型といえる。だが民衆の皮相浅薄な好みを満足させ,彼らを脱政治的な生活意識のなかに埋没させる政策こそは,最も巧妙な民政策といえよう。

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世界大百科事典 第2版の解説

ぐみんせいさく【愚民政策】

為政者や支配層がその権力を独占的に維持し強化すべく,民衆や被支配層の政治的・文化的な覚醒を妨げ,また政治批判能力の形成を抑止するために採用する一連の政治的術策をしばしば愚民政策とよぶ。そこでは支配層は被支配層との身分的・能力的ないし民族的な異質性を意識しながらも,ある場合にはそれを隠蔽し,ある場合にはことさらそれを強調することによって,被支配者の諸種の政治的関与の可能性を最小限化しようとする。愚民政策の背景には,一方でそもそも人民は愚かな存在にすぎないという素朴な愚民観,他方で個々の人間は可能性として主体的存在であり,時に賢民たりうるという屈折した賢民観がある。

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大辞林 第三版の解説

ぐみんせいさく【愚民政策】

為政者が民衆を無知・無教養の状態におしとどめ、その批判力を奪い、支配体制の維持を図ろうとする政策。

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