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感染性胃腸炎 かんせんせいいちょうえん Infectious gastroenteritis

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知恵蔵miniの解説

感染性胃腸炎

細菌やウイルスなどを病原体とする胃腸炎の総称。主に秋から冬にかけて流行する。主な病原体は、ノロウイルス、ロタウイルスアデノウイルスなどで、これらの病原体が人の手などを介して口に入ったり、病原体に汚染された食品を食べたりした場合に感染する可能性がある。主な症状は、腹痛・下痢、吐き気・おう吐、37〜38℃台の発熱など。乳幼児や高齢者では、これらの症状から脱水症状が引き起こされる場合もある。特別な治療法はなく、医療機関では症状を軽減するための対症療法行われる

(2013-11-18)

出典|(株)朝日新聞出版発行
(C)Asahi Shimbun Pubications Inc
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

感染性胃腸炎

主にノロウイルスやロタウイルスの感染によって発症する。38度前後の熱が出て、嘔吐や下痢が1日に数回から十数回起きる。特にノロウイルスは感染力が非常に強く、感染してから発病するまでの潜伏期間は数時間から数日。嘔吐物や便にウイルスは生息し、乾燥すればホコリと一緒に舞い上がることもある。ドアノブなどを通してウイルスは手に付着することが多く、口から入らないようにするため、手洗いが予防の基本とされている。

(2010-03-09 朝日新聞 朝刊 佐賀全県 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

感染性胃腸炎
かんせんせいいちょうえん

ウイルスや細菌などが原因となる嘔吐(おうと)や下痢を主症状とする感染症。流行性嘔吐下痢症ともよばれる。ほかの症状として急におこる腹痛や脱水、ときに発熱を伴うが、症状の程度および経緯は個人によってさまざまである。ウイルスによる感染が多く、ロタウイルス、ノロウイルスほか、エンテロウイルス、アデノウイルス、サポウイルスによるものがあり、数日の潜伏期をおいて発症することが多い。ロタウイルスによる感染では白色便がみられることがある。秋口から冬場にかけて流行することが多い。乳幼児施設や高齢者施設など人が集まる場所で集団感染することがしばしばあり、乳幼児が感染した場合は進行が早い。
 2012年(平成24)にノロウイルス感染症が世界的な流行をみた。汚染された生ガキなどの二枚貝をはじめとする食品などから経口感染することが多く、また感染した患者の糞便(ふんべん)や吐瀉(としゃ)物を介して二次的に感染し、ときに重症化して死亡する例もある。ロタウイルスなどはヒト以外の動物にも感染し、サポウイルスやノロウイルスはヒト以外の動物には感染しない。症状や所見から感染性胃腸炎が疑われる場合、あるいは感染性胃腸炎患者と診断された場合、また検案した死体に感染性胃腸炎が疑われる場合は、保健所に届け出る義務がある。特別な治療法はなく対症療法がとられ、手洗いやうがいの励行がすすめられる。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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