慈尊三会(読み)ジソンサンエ

デジタル大辞泉 「慈尊三会」の意味・読み・例文・類語

じそん‐さんえ〔‐サンヱ〕【慈尊三会】

竜華三会りゅうげさんえ別称

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精選版 日本国語大辞典 「慈尊三会」の意味・読み・例文・類語

じそん‐さんえ‥サンヱ【慈尊三会】

  1. 〘 名詞 〙 仏語彌勒菩薩が成仏後、龍華樹の下で三回にわたって行なう説法のこと。釈迦の滅後五六億七千万年ののち、彌勒菩薩兜率天(とそつてん)から地上に下生し、龍華樹の下で正覚を開いて仏となり、法を説き、釈迦如来の教えで得道できなかった者を教化するという。彌勒三会。龍華三会。龍華会
    1. [初出の実例]「弘法大師の高野の石室に籠り給ひしより以来、五十六億七千万歳の春秋を隔てて、慈尊三会(ジソンさんエ)の暁を待ち給ふこそ遙かなれ」(出典源平盛衰記(14C前)四〇)

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