懇切(読み)コンセツ

  • ねんごろぎ・る

デジタル大辞泉の解説

[名・形動]
細かいところまで心が行き届いて親切なこと。また、そのさま。「懇切に説明する」「懇切丁寧な指導」
強く願い求めること。また、そのさま。
「我れ昔経論を披(ひらき)見るに往生の浄業たやすからず、然るに欣求の念―なり」〈私聚百因縁集〉
[派生]こんせつさ[名]

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (形動)
① しきりに願うこと。切に請い求めること。また、そのさま。
※権記‐長徳四年(998)二月一一日「令奏之旨甚雖懇切、猶有難渋之御気色」
② ひじょうに手厚く、親切なこと。きわめてねんごろなこと。また、そのさま。懇到。懇篤。
※日本書紀桃源抄(15C後)下「君を懇切に思い申ほどに」 〔魏志‐高貴卿公紀〕
〘自ラ四〙 縁を切る。情交の関係を断つ。
※浮世草子・本朝桜陰比事(1689)四「日比よしみの私にかかる悪事をたくみ迷惑いたさせ候は、〈略〉此子細にて念比切とひそかに申せば済事なるに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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