デジタル大辞泉 「手厚い」の意味・読み・例文・類語 て‐あつ・い【手厚い】 [形][文]てあつ・し[ク]扱い方やもてなし方が、親切で丁寧である。「―・い看病」「客を―・くもてなす」「―・く葬られる」[派生]てあつさ[名][類語]暖かい・親切・好意・厚意・厚志・厚情・懇切・懇篤こんとく・親身・懇ねんごろ・情け深い・心尽くし・優しい・温か・温厚・寛厚・寛仁かんじん・慈悲深い・手重い・丁寧・丁重・慇懃いんぎん・折り目正しい 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「手厚い」の意味・読み・例文・類語 て‐あつ・い【手厚】 〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]てあつ・し 〘 形容詞ク活用 〙① 内容が充実している。重厚である。[初出の実例]「高慢の思ひ入のと云より、達者を面にする事なれば、手あつし」(出典:随筆・独寝(1724頃)上)「防禦の指揮(さしづ)を手厚(テアツ)くせんと」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉六)② 取扱い方やもてなし方が、親切でていねいである。ねんごろである。[初出の実例]「御手厚御馳走被成まして」(出典:隣語大方(18C後)八)「成るべく手厚く父を葬りたい」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部)③ 囲碁や将棋で、ある一つの着手が、その後の局面に安定感を与えている。手厚いの派生語てあつ‐さ〘 名詞 〙 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例