浄業(読み)ジョウゴウ

デジタル大辞泉 「浄業」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ごう〔ジヤウゴフ〕【浄業】

仏語
清浄な正業善業
浄土往生のための正業、すなわち念仏

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精選版 日本国語大辞典 「浄業」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ごう ジャウゴフ【浄業】

〘名〙 仏語。
① 清浄(しょうじょう)行業。善業(ぜんごう)
※米沢本沙石集(1283)二「浄業(シャウコウ)成就して往生素懐をとけんは」
② 浄土往生の正業。すなわち、念仏をさす。
教行信証(1224)序「浄業機彰釈迦韋提選安養
※遠羅天釜続集(1749‐51)答念仏与公案優劣如何問書「今時諸方浄業の人々、日々にとなへ唱へて、千念万念千億万念す」

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「浄業」の解説

浄業 じょうごう

1187-1259 鎌倉時代の僧。
文治(ぶんじ)3年6月18日生まれ。律宗近江(おうみ)(滋賀県)園城(おんじょう)寺,奈良の諸寺で顕密二教をまなぶ。建保(けんぽ)2年宋(そう)(中国)にわたり,鉄翁守一より具足戒をうける。帰国後京都に戒光寺創建。天福元年ごろふたたび宋にわたり,帰国後太宰府に西林寺,京都に東林寺をひらいた。正嘉(しょうか)3年2月21日死去。73歳。字(あざな)は法忍。号は曇照(どんしょう)。

浄業 じょうぎょう

じょうごう

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