懲りる(読み)コリル

デジタル大辞泉 「懲りる」の意味・読み・例文・類語

こ・りる【懲りる】

[動ラ上一][文]こ・る[ラ上二]失敗してひどい目にあい、もうやるまいと思う。「二度の失敗ですっかり―・りた」
[類語]悔いる後悔悔やむ悔悟悔恨悔い思い残す悔い改める痛恨懺悔

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精選版 日本国語大辞典 「懲りる」の意味・読み・例文・類語

こ・りる【懲】

  1. 〘 自動詞 ラ行上一 〙
    [ 文語形 ]こ・る 〘 自動詞 ラ行上二段活用 〙 失敗や過失による痛手衝撃で、二度とやるまいと思う。苦い経験から、もうやるまいと思う。
    1. [初出の実例]「吾がやどにからあゐ蒔(ま)きおほし干れぬれど懲(こり)ずてまたも蒔かむとそ思ふ」(出典万葉集(8C後)三・三八四)
    2. 「ひょっと余所(よそ)のお子さまが云告(いっつけ)にお出なすったら、我子をこりるほど折檻する事さ」(出典:滑稽本浮世風呂(1809‐13)二)

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