戒心(読み)カイシン

精選版 日本国語大辞典 「戒心」の意味・読み・例文・類語

かい‐しん【戒心】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) ゆだんしないこと。用心すること。〔布令必用新撰字引(1869)〕
    1. [初出の実例]「毫も戒心(カイシン)を怠らず」(出典花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉二)
    2. [その他の文献]〔孟子‐公孫丑下〕
  3. 仏語戒律の必要(大切なかなめ)を示したもの。戒本。〔高僧伝‐一〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「戒心」の読み・字形・画数・意味

【戒心】かいしん

用心の事。〔孟子、公孫丑下〕(せつ)に在るに當りて、予(われ)に戒心り。辭に曰く、戒あるを聞く。故に兵の爲に之れを餽(おく)ると。予何爲(なんす)れぞ受けざらん。

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