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扇座 おうぎざ

世界大百科事典 第2版の解説

おうぎざ【扇座】

中世における扇商人の座。室町・戦国期から近世初期にかけては,まだ製造と販売の結合した座であった。《庭訓往来》に城殿(きどの)扇があるように,鷹司通の城殿駒井氏によって製作された扇が室町初期から著名である。城殿の近くに住む僧尼が製法を学び,春日東洞院ついで五条橋西へ移って作りはじめたのが御影堂扇である。御影堂扇はとくに品質優秀で,〈御影堂の製におよばず〉とされている。このほか上京小川の布袋屋,大黒屋,一条小川の加賀祐賢,川内屋,善阿弥,鎌倉屋などの扇屋があり,これらの扇屋が一つの組織にまとめられてきたのが扇座であるといえよう。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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