コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

手無 てなし

1件 の用語解説(手無の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

てなし【手無】

最も原始的な日本の衣服形態で,古くは布肩衣(ぬのかたぎぬ)ともいう。古代においては,豊富な布で手先をおおう袖は,当時の貴族階級の象徴でもあり,これに対して,最低限の用布量と労働に適した手無の形は,身分の低い者の衣服であった。(ちはや),貫頭衣と呼ぶ古代以来の衣も,その発生時は無袖と思われる。江戸時代には袖なしの胴着,羽織,はんてんがあった。これらは〈じんべ〉〈さるこ〉〈でんち〉〈ちゃんちゃんこ〉などの地方別の俗称もあるところから,全国的に年齢や男女の別なく広く愛用されていたことがわかる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

手無の関連キーワード原始一神観和服原始時代原始的布肩衣花の衣羅鱶奄美の黒兎原始的反応天地根元造

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

手無の関連情報