打崩す(読み)ウチクズス

デジタル大辞泉 「打崩す」の意味・読み・例文・類語

うち‐くず・す〔‐くづす〕【打(ち)崩す】

[動サ五(四)]
考え方雰囲気などをこわす。「古い観念を―・す」
野球で、連続して安打を打ち、相手投手を降板させる。「先発投手を―・す」
[可能]うちくずせる
[類語]破壊損壊破損破砕砕破全壊壊滅毀損こわたたき壊す打ち壊すぶち壊す取り壊す打ち砕く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「打崩す」の意味・読み・例文・類語

うち‐くず・す‥くづす【打崩】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. ( 「うち」は接頭語 ) こわす。くずす。
    1. [初出の実例]「にんぎゃうをうちくずす」(出典:虎明本狂言・瓜盗人(室町末‐近世初))
  3. 銃砲を撃って、相手の軍を乱れさせる。
    1. [初出の実例]「初度の勝に乗じて這回(こたび)も敵を撃崩(ウチクヅ)さんと」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉八)
  4. 野球で、安打を続けて相手の投手を降板させる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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