抉・挑・觿(読み)くじり

精選版 日本国語大辞典 「抉・挑・觿」の意味・読み・例文・類語

くじり【抉・挑・觿】

〘名〙 (動詞「くじる(抉)」の連用形名詞化)
① くじること。
② ひもなどの結び目にさしこんで解きほぐす道具。象骨で作り、先がとがっている。古代中国で未成年者が腰に帯びたもの。〔十巻本和名抄(934頃)〕
※玉塵抄(1563)二七「くじりは帯にゆい付てさげて小童があるくぞ」 〔詩経‐衛風・蘭〕
③ 孔(あな)をあけるのに用いる錐(きり)一種。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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