病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「抗アンドロゲン製剤」の解説
抗アンドロゲン製剤
《アパルタミド製剤》
アーリーダ(日本新薬、ヤンセンファーマ)
《エンザルタミド製剤》
イクスタンジ(アステラス製薬)
《ビカルタミド製剤》
カソデックス(アストラゼネカ)
カソデックスOD(アストラゼネカ)
ビカルタミド(あすか製薬、エッセンシャルファーマ、大原薬品工業、科研製薬、杏林製薬、共和薬品工業、キョーリンリメディオ、小林化工、沢井製薬、サンド、シオノケミカル、大興製薬、武田テバファーマ、武田テバ薬品、武田薬品工業、辰巳化学、東和薬品、日医工、日本化薬、日本ケミファ、ニプロ、日本ジェネリック、ファイザー、富士製薬工業、富士フイルムファーマ、マイラン製薬、Meiji Seika ファルマ)
ビカルタミドOD(あすか製薬、小林化工、沢井製薬、武田薬品工業、東和薬品、日本化薬、日本ケミファ、ニプロ、日医工、富士製薬工業、Meiji Seika ファルマ)
《フルタミド製剤》
オダイン(日本化薬)
フルタミド(小林化工、日本ジェネリック、ファイザー、マイラン製薬、ヤクルト本社)
男性ホルモンのアンドロゲンの作用を抑える効果がある薬です。前立腺ガンの治療に用いられます。エンザルタミド製剤は、去勢抵抗性前立腺ガンの治療に用いられます。
①
②フルタミド製剤やビカルタミド製剤では、肝機能障害、
そのほか、女性化乳房、
①錠剤やカプセル剤です。服用するときは医師・薬剤師の指示をきちんと守り、かってに中止したり、増量や減量をしないでください。
②これまでにこれらの薬で重い過敏症状をおこしたことのある人は、使用できません。
③フルタミド製剤は、重い肝障害のある人には使用できません。
また、これまでに薬物に対してアレルギー症状をおこしたことのある人、抗凝血剤、抗アレルギー剤、血糖降下剤などを服用している人は、使用にあたって注意が必要です。
④ビカルタミド製剤は、女性、子どもには使用できません。肝障害のある人、抗凝血剤、抗アレルギー剤、血糖降下剤などを服用している人は、使用にあたって注意が必要です。
⑤副作用の出現を早期に発見するため、肝機能検査などを行う必要があります。医師から指示された検査は、必ず受けてください。
ビカルタミド製剤やフルタミド製剤では、抗凝血剤のワルファリンカリウム製剤と併用すると、抗凝血作用が強く現れることがあります。アパルタミド製剤やエンザルタミド製剤では、抗凝血作用が弱く現れることがあります。
出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報