折重なる(読み)オリカサナル

デジタル大辞泉 「折重なる」の意味・読み・例文・類語

おり‐かさな・る〔をり‐〕【折(り)重なる】

[動ラ五(四)]人や物が次々と乱れて重なり合う。「乗客が―・って倒れる」
[類語]盛る積む重ねる積み重ねる積み上げる積もる重なる降り積もる山積み山積さんせき堆積累積

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精選版 日本国語大辞典 「折重なる」の意味・読み・例文・類語

おり‐かさな・るをり‥【折重】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 多くの人や物が、上へ上へと幾重にも積まれる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「将棋倒しにころころと折重って倒れた」(出典:田舎教師(1909)〈田山花袋〉一五)
  3. 人が幾重にも大勢集まる。
    1. [初出の実例]「鈴木兄弟手どりにせよ、太刀もかたなもいるべきかとて、おりかさなってひしめいたり」(出典:幸若・高たち(室町末‐近世初))

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